桧ゆ誕生秘話(2)和のアロマを求めて

桧ゆ

柑橘系、ウッド系と香りのサンプルを求め調合を繰り返すうちに私たちの思いは和の香りへと傾いていきました。
和のアロマ・・・「ヒノキはどうだろう」

日本書紀には、ヒノキの生命力が語られていました。

「スギとクスノキは舟に、ヒノキは宮殿に、マキは棺に使いなさい」

ヒノキは伐採から200年は強くなり、その後1000年の月日をかけて弱くなります。その底知れぬ強さが、1000年以上の日本の建造物に生命力と優雅さを感じる所以なのかもしれません。

さっそく数少ない産地から、ヒノキの精油を取り寄せました。九州・岡山・和歌山・・・。産地ごとの香りの違いに驚いたり。「コストが合わない」と、その高価さに悩んだり。

「ヒノキ」の香りはもう無理かも・・・

そう思い始めていたとき、まったく偶然に、地元・岩国市で高品質のヒノキ精油が製造されていることを知ったのです。

水源の森百選、木谷山(山口県岩国市広瀬)

こんもりとした森の湧き水は、渓谷の岩肌をすべるように流れ、森を背にした蒸留施設には、ヒノキの香りが漂っていました。その出会いは地元の豊かな自然を思い起こさせてくれたのでした。

「豊かな森の有るところに、豊かな海が生まれる。」

そんな自然の摂理の中に、この瀬戸内の町はあったのです。

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